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「槐夢堂」管理人・安芸明石の日常から趣味まで無節操に綴ろうとしたら大半がアニメ・漫画の話になっちゃう残念ブログ。更新頻度低下中
No.
2024/04/28 (Sun) 15:43:47

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No.189
2009/08/04 (Tue) 21:49:58

「……は?」
「や、だからさー。これでホントに爆発が起きたらな、って」
「起きたらな、って……起きたら、お前死ぬぞ」
「それならそれでいーと思わない?」
「思わねーよ。なんで死因が『マインスイーパの爆発』なんだ?」

カチ、とこいつがクリックすると、安っぽい爆発音と共に、画面一面が焼け野原になった。
ズズーンというか、ズドーンとでもいうしかない、陳腐な爆発。
つーかただの上級かと思ってたら、ありえねぇ、90%爆弾じゃねぇか、この盤面。
悔しがるでもなく、こいつはF2キーを押して再び新しいゲームを始める。
一秒を刻む、ポッ、という音の直後、ズズゥゥン、と爆弾を踏んづける。

「絶対いいと思うんだけどなあ」
「よかねーよ」
「百パー死ねるよ?」

二回目のクリックで必ず爆発するゲーム画面を遠巻きに見つめているうちに、
クソ、気持ち悪い。カウント音と爆発音が耳の奥に残り始めた。

「つーか、死にたいのかよ」
「マインスイーパでなら、死んでもいいかな」
「バッカじゃねーの」

一箇所だけ暴かれた灰色の地面に、灰色で書かれた『8』の文字。
俺はマウスを取り上げて、無作為に右下のひとつをクリックする。
カチ、と、カーソルの下に現れる、『6』。

「こんなもんで、アッサリ死んでたまるかっつーの」

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No.161
2009/07/18 (Sat) 20:05:27

昨日の夜はホント寝苦しかった。暑いっていうか蒸し暑かった。
一時過ぎてたから親二人とも寝ちゃってたし、早く寝ないと~っとか思って、
でもマジに寝付けなくて、とりあえずお茶飲もう! って思ってベッド出たんだけど、
ウチ、すごい普通の造りのマンションで、台所に行く途中にチラッとリビングの方が見えるの。
「窓開いてんのにこんな暑いのかよ……」って思って、ベランダに出れる大きな窓見たら、
遠目にも十センチくらいしか窓が開いてないの。
「開いてねーのかよ!」って思って、お茶飲むより先に窓全開にしようと思って、
暗い中そーっとそーっと窓近づいてって、親起こさないように慎重に窓開けたんだわ。
そしたらね。
ウチのマンション、すぐそばに結構大きめのグラウンドがあってさ、
小中学生がサッカーの練習とか試合とかに使ったり、近所の人たちが遊んだりするような。
で、閉める時にそのグラウンドがパッと視界に入ってきたの。
ていうか、グラウンドにね、中央ちょっと外したぐらいの所に光が見えて。
それが妙に明るい光で。車のヘッドライトみたいなオレンジっぽい色だったんだけど、
なんかユラユラしてるんだよね。動き回ってるんじゃなくて、一箇所でユラユラしてるの。
なんだろうって、じーっと見てたらその内、赤とか緑とかの色が混ざってきて、
あれ? もしかして花火かな? って思ったんだけど、
全然消える気配がしないの、間違いなく一分くらいはずっと見てたと思ったんだけど、
ずーっと赤だの緑だのの混じったオレンジがユラユラし続けてて、
さすがにおかしいな、って思った瞬間、音とかも全然聞こえないのに気づいて。
普通、夜中の花火って若者数人でワイワイ大騒ぎしてやるようなもんじゃん?
人の声も花火のパチパチいうような音とかも全っ然聞こえないの。
ていうか、人影がそもそも見えないんだよね。一人も。暗くて見えないとかじゃなくて、
だってその頃もうとっくに目なんて暗いの慣れてるし、絶対人がいないの。
で、時間見たら、ちょうど二時。
うわあ遂に見えるようになっちゃったか!? とか思って、網戸ちょっと開けて隙間から出て、
右足の指先に、サンダルの濡れたのがピチャッて、あ、雨上がりだったんだけど、
冷たいのと、なんかズルッてすべるような感じがして、ようやく何か解かったの。
「え、あれ……って」
水溜りに、どっかのネオンが映ってた。
[ ]
No.74
2009/05/10 (Sun) 21:06:34

ずっと書きたかったんだけど、
書いたら何かが崩れるような気がしてずっと書けなかった小噺。

を、ついに書きました。

最早 書き手側のノリが同人なんですが……今更か……
とりあえず孝二郎には謝罪の気持ちでいっぱいです☆
(わかりやすい嘘をつかないで下さい明石さん)

No.71
2009/05/08 (Fri) 22:29:38

昨日~今日にかけて、くーちゃんと日付ちょい跨いでメールしてました。
で、そのメールの内容から思いついた、
すっげー短い「0×100」小噺。

「葉子は公立高校通ってるって設定なんだよ」
っていうそんだけの話からここまでやった私の半眠り脳ミソ、
ある意味凄いと思うけどあんまり認めたくないです。
丸一日近く経ったら、なんかよく解からなくなりました。
それでも見てやるという心の広い方だけどうぞ。
(あ、新ブログにしてから初めての「詩・小噺」カテですね)
(つーかもう詩とか書かないだろうな)
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どこにでもいるただのオタク女。バイト書店員から正社員にランクアップ。オリジナル創作(小説)でサイトやってます。お暇があればどうぞ!

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