自分大好きで大嫌い

私が生きてるのは、
今日を生き延びて明日生きていれば、もうひとつ面白いものが見られるかもしれないから
なのではないか、と思い至る。
「もっと」面白いもの、ではありません。
これ以上、今以上のものは別に求めてない。「もうひとつ」です。
あの作家の次の新刊がまだ出てないとか、
この漫画の最終回をまだ読んでないとか、
その映画と舞台をまだ観てないとか、
そういうのもあると思います。
桜は見たけど、今年の花火と紅葉と雪をまだ見てないとかね。

そういえば明るい未来とか考えたことない。
自分が仕事で成功するとか恋愛・結婚するとかいうことに、希望を持ったことはない。
中学の頃からずっと、自分の行く末が明るかったことはない。
それでも。
就職難でお先真っ暗でも、過去にいじめられた経験を忘れられなくても、
明日またもうひとつ面白いことがあるなら生きていきます。

もしあの世というものがあって、そこに面白いものがあるなら、行きたい。
でもそんなものがあるという確信はないし、
もしあったとして、行ったとして、もしそれに飽きてしまったら次にどこへ行けばいい？
なので。
ブスでも、バカでも、役立たずでも、
明日またもうひとつ面白いことがあるならここで生きていきます。


……ゼミの小説書いてたらこういう思考回路になってきてめんどくさい。
私がゼミで書くものは、何かしら「絶望」があるなあ、ということに気づきました。
単に私が死にたがり、というか「死んでみたがり」なせいなんでしょうけどね。